医療施設の仕事と言えば手堅く清潔なイメージがあるため、ぜひ就職してみたい職業の一つだ。しかし医師や薬剤師になろうと思えば国家資格を取得する必要があり、なるには狭き門であると言えるのだ。難しい資格を取得せずとも働ける医療施設の仕事にはどのようなものが存在しているのだろうか。
例えば大きな病院であれば受け付け業務を事務担当の人が行なっている場合がある。こうした受け付けの仕事は資格が必要ないケースがあるので狙いどころだ。受付では来院した患者さんの対応だけでなくカルテの整理や電話応対を行う。事務的な作業が得意な人にとって特に向いている職業であると言えるだろう。
病院の事務と言えば医療保険事務を思い浮かべがちだが、こちらは主に会計作業を行なう職業だ。特別な計算に則って作る診療報酬明細書を作成する職務である。医療施設によって受け付け業務と医療保険事務を分けている場所もあれば一括して任せる場所も存在しているので注意しなければならない。後者であれば計算能力や実務能力が求められる。どのような形で病院の事務を行なうとしても、最低限身につけておきたい事と言えばパソコン能力だ。ワードやエクセルは多くの職場で使う機会の多いソフトだから、触れるように特訓しておくべきだろう。
また健康に不安を抱えている患者さんと接する職務を行なう以上、丁寧な物腰やきちんとした言葉遣いは何よりも大切だ。礼儀正しい対応を身につけて面接に臨もう。